BLOG セーラームーン20thコンピのトリビュートに参加いたしました。

昨年の秋頃から制作を進めていた、『美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE』コンピレーションCDに川本真琴さんの歌う『風も空もきっと・・・』と、やくしまるえつこさんの歌う『乙女のポリシー』のアレンジを担当させて頂きました。

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僕は、世代的にセーラームーンはリアルタイムではありません。もちろんその当時に与えたアニメシーンへのインパクトには無頓着ではありません。ただそのおかげで主題歌や挿入歌への思い入れというものが無い分、そういったコンテクストを踏まえる必要が無かったので、なんだか新曲をアレンジするような気持ちで臨めてとても楽しかったのです。
CDが届いたとき、ライナーのクレジットに小西康陽さんや近藤研二さん、寺岡呼人さんやしょこたんと並んで僭越ながら僕の名前(もちろん本名ではないのですが)が載っているのを見たときは大変光栄で高揚いたしました。以前ですが、初めてドラムメーカーのpearl社から年賀状が来たときも高揚しましたね。当たり前ですがその前年までは来てませんでしたので。

話を元に戻すと、こんなに蒼々たる布陣の中にある時、得てして僕の役割は「やっちゃってください」であることを自負している部分があるのです。正面から正攻法で当っても、それでは「らしさ」がありません。そもそもそれではオファーを頂いた方々の欲する期待に応えるところでは無い訳で、僕はこの「やっちゃってください」を今後も大事にしたいなと思う訳であります。
でも、不思議な事にこの「やっちゃってください」というのは、まじこれホントいっちゃってるなーみたいな過剰なオルタナ満載のぶっ飛び感 ともちょっと違いまして、むしろ最近アレンジや作曲で気にする要素としては、いかにメジャー感があふれるかというところを気にしたりするんですが、これがまたダブルスタンダードな訳ですが、その通りに進む訳はない訳でして、要は狙って無くてもやはり出ちゃう何か、を最近自覚しだしたところなのかなと思う訳です。その意味ではこのCDでは川本さんそしてやくしまるさんの二作品で僕の役割は果たせたかなと思っています。なにより両氏の歌そして声そしてアイデア&ジャッジのセンス、もう言わずもがなな訳です。光栄な限りであります。

3/4のライブについてや他の色々もブログに記したいのですが、また近々で。