[ BLOG ]初めてのPCセットライブでやってしまいました in 川本真琴ワンマン@クアトロ

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

昨年の年末にブログに残そうと思いましたが、年末の大事な忘年会シーズンに溶連菌にかかってしまい散々な年越しだったもので、遅れてしまいました。今年のブログ初めでございます。

昨年12月、川本真琴さんより、ワンマン@渋谷クアトロでライブの中でDJをしてほしい、というオファーを頂きました。スクラッチの出来ない僕はこれをめったにないチャンス、と即返信でやります。と答えまして、その日にアマゾンでKORGのpadKONTROLをポチりました。

カネがねやってみたい、と思っていた訳です。指ドラム。youtubeなどで調べれば調べるほどに奥の深い、ドラムとはまた別のジャンルでワクワクします。もちろん、日本国内そして海外にもこのシーンでのエキスパートが有名な方々含めたくさんおられます。僕も少しでも上手くなりたいとその日からネタの仕込み、そして練習が始まりました。

川本さんバンドのリハーサルで初めて人前でこのシステムでライブをやってみたところ、川本さんはまさかDJ頼んでいたはずがこんなんになっていた、ということで最初はあっけにとられていたようですがもちろん喜んでくれまして、本番が楽しみです。しかも、2回目の僕の登場の際には川本さんと二人でサブステージ上で踊るという願ってもないことになり、思わず「オイシい・・」とうなってしまいました。ドラマーとしての出演ではなかなか巡ってこないチャンスです。川本さんとダンスですよ。滅多に来るオファーではありません。指ドラムのことなんかよりも、当日何を着たら良いかで頭がいっぱいです、とリハ後に川本さんに相談したところ「冗談だらけで　猛ダッシュしてよ」と笑われてしまいました。「普段着でライブをやるのが、お客さんを勇気づけることになるんですよ　わかんない反省しそうで　バカでしょ？」と2度も笑われてしまいました。

当日準備万端でクアトロに入り、サウンドチェックも無事完了。僕ここですよここ。こんなところ普段いれませんよ。オイシい〜　と浮かれながら本番を待ちました。

お客さんは満員のプラットホーム、3曲目のあとにすぐに出番が来るので3曲目の最中に定位置に着き、PCの画面を確認したところ、

おや、ずいぶんハレンチなクラクションがでていますね

なんだか見慣れないアラートが。「オーディオインターフェイスが認識されていませんよ　なんで　こんなんなっちゃってんの？」との表示が！僕の顔は顔面蒼白、窒息しそうな　スリルの瞬間　そんなものこんなに差し迫ったときに感じたくありません。原因が全くわかりません。あと数分後に僕にスポットが当たってしまいます。数日前にOSを上げたおかげで、再起動には今流れている曲の2コーラス分の時間がかかってしまいます。あと1コーラスで僕のPCに切り替わるキメが来てしまいます。そんなアリガチ嫌だよ　思い切って、AIの電源を抜き、今夜奪って　さらってみせて！と力技で電源を入れたところ、アラートが消え、もとの状態に戻りました。

しかし、やはり再起動せずにAIの再設定、そしていきなり本番です。一抹の不安を覚えながら、切り替わりのキメが聞こえてきました。もう行くしかない！ギリギリなのは、よくわかってるけど　どおにもこおにも止まらない！いくぞー！そしてDJ JimanicaのサブステージでのPCライブが始まったのです。もうテンパリすぎてて、あまり良く覚えていません。考えるのなしね　ゾク・ゾク・しなくちゃ　そう、ライブは楽しまないといけません。一心不乱でした。そして、やはり起こってしまったのです。最後の佳境に入りつつ合った瞬間、PCのオーバーロードか、窒息しそうな　スリルの瞬間が。

しかし、ライブは止まってはくれません。お客さんと瞬間を共有してナンボなのです。トラブルなんかより、その場のヴァイブスを上げることの方が大事なのです。川本さんの 今夜バシッと　実感させて！　という表情が照明で見える訳がありませんが、なんとか盛り上げて出番を終えました。

色々ありましたが、本当に楽しかったです。川本さん、メンバーの皆さん、お客さんの皆さん、本当にありがとうございました。

しかも、川本さんバンドのベーシスト、清水玲さんより、このセットでのサポートライブのお誘いも頂きました。本当にやってよかったなと心から思いました。皆さん、清水さんを始め素晴らしいメンバーでセッション致します、僕のささやかな愛の才能、是非お越し下さい。

地下室の会 （Bassment Party）

2015年2月26日（木）
下北沢 club251

川本さん、ありがとうございました。是非また誘って下さい。そしてこのセットでのライブも今後続けて行きたいので、皆さんお気軽にご相談ください。最悪PCが完全に死亡してもライブは終わりません。

今年もよろしくお願いします。